前回に引き続き、家計の支出を少しでもオトクに支払う方法を見ていきましょう。
再確認ですが、支出を抑えることが目的ではなく、出てしまうものはしょうがない。
しょうがないけど、少しでもオトクにならないかな?という消極的かつ積極的なスタンスです。
今回見ていく支出項目は
- 食費
- 日用品費
- 医療費
- 交際費
- 交通費
- 税金・公共料金
の、6項目です。
●食費
生活の基本は衣食住。
その中でも、毎月の支出の中でウェイトが大きなものが食費です。
健やかな生活をする上で、正しい食生活はとっても大事。節約してもしなくても、食べていかなきゃ生きていけない。
ということで、心穏やかに支払っていきましょう。
大型のスーパーではクレジットカード決済ができますので、ここはポイント狙いでクレジットを使っていきたいところです。
やっぱり即時決済が安心だわ、という人にはデビットカードもおすすめです。
銀行やクレジットカード会社などが各自で発行しているもので、種類もたくさんあります。
中には、ポイント付与(現金に還元できる)等の特典が付くものも多いので、現金のように使った上で+αが期待できるものは積極的に使っていきたいですね。
わたしは、楽天銀行が発行する「楽天デビットカード」を使用しています。
1週間分の食材をまとめて買うことが多いので、スーパーで5000円程を毎週支払っていますが、その支払で使っています。
楽天デビットカードは、1%のポイントが付与されますので、毎週50ポイントが付く計算です。
ちりも積もればなんとやらで、このポイントは楽天市場やその他の楽天グループ内で使用することができますので、重宝しています。
ただし、大型スーパーやコンビニ以外では、クレジットカード決済を導入していないところがまだまだあります。
市場などの個人商店でも、使えないことはままあります。クレジットカードが使えない店は、当然ながらデビットカードも使えません。
日用品費
意外とバカにできない支出項目です。
洗剤やトイレットペーパー等、生活するのに必要不可欠なものって、結構多いんですよね。
うちでは、日用品はリスト化をしていて、1ヶ月に1度まとめて買い出しをしています。
日用品の多くはドラッグストアで揃うので、その店がポイント5倍等の日を狙っていきます。
そこでの支払いもデビットカードを使用しています。
そうすることで、ドラッグストアが発行するポイントと、デビットカードで付くポイントの2重取りができます。
日用品の購入費も、毎月出ていくことは明確ですし、出て行く金額もだいたい一緒ですので、最初からデビットカードに日用品費分を月初めに入金しています。
額を決めて入金することで、不要な買い物を抑える効果もあります。
また、貯まったドラッグストアのポイントは、自分の化粧品等で使うようにしています。
自分のものを買うことで、欲求を満たすこともできますし、だけどポイントで買っているということで、罪悪感も感じることがないからです。
医療費
家族を持つようになって、医療にかけるお金はきちっと確保しておきたいと思うようになりました。
病気やケガの時にすぐに対応することができるのも大事ですし、日々の体のメンテンナンスも大事だと実感します。
最近では、大きな病院だけでなく小さなクリニックでもクレジットカードを使える医院も増えました。
また処方箋薬局でもクレジット決済ができるところが多いですので、ここはぜひクレジットカードまたはデビットカードで支払いたいところです。
また、万が一入院などした場合は、これは漏れなくクレジットカードを使いたいところです。
辛い思いをした分、高い入院治療費を払う分、少しでもポイントをもらっときましょうということです。
ただし、家族が歯医者に通うなどで、カードの名義じゃない人が治療費を払う場合は、おとなしく現金を握らせてあげましょう。
交際費
家族の誕生日祝い、友達との食事、ちょっとした手土産等・・・うちでは広く交際費として計上しています。
交際費として使う場合、割り勘であったり店を選べなかったりするので、必ず現金で持ち歩くようにしています。
ここは、家計の+αよりも、円滑な人間関係のための+αが付くと割り切って考えるようにしています。
できればまとめてカード払いにして、現金を回収することができれば、ふわっとポイントももらえるのですが、あまりがめつくなってはいけません。
気持ちを抑えましょう。
交通費
飛行機や新幹線など、旅行や出張で使う大きな交通費ではなく、ちょっとしたお出かけに使った電車やバス、タクシー代等です。
大きな額ではないので、無意識に使いがちなのですが、1ヶ月分を計算したら、結構いっていた!と驚く項目でもあります。
夫婦や一家でお出かけとなると、交通費だけでも馬鹿になりません。
節約を心がけている人は、格安チケット等を利用している人も多いかと思います。
そういったブースやチケット販売機では、現金しか使えないところが多いです。
カード決済できる格安チケット販売所を見つけたら、もうそれはラッキーとしか言えません。
それでは、普及率が高いICカード(電子マネー)はどうでしょう。
ICカードには、その都度チャージをするプリペイド式のものと、クレジット情報と連結されていて、使用した分がクレジットカード決済に組み込まれるものがあります。
プリペイド式のICカードには、現金でのみチャージをすることができます。
プリペイド式のICカードを持って行って、クレジットカードでチャージしてくださいと言っても、できませんと返されちゃいます。
クレジットカードでチャージをしたいのであれば、専用のICカードが必要です。
クレジットカードとICカードが一体化したものもありますので、使う交通機関に合わせて一体型カードを申し込みのも選択のひとつかもしれません。
また、現金チャージは何もつかないものでも、クレジットカードチャージをすることによって、ポイントが付き、そのポイントを電子マネーとして使用することができるものがあります。
代表的なものでは、SuicaやICOCA等があります。ICカードはだいぶ普及してきていて、便利なものだという認識が広まっています。便利なものに、+オトク感を求めてもいいかもしれませんね。
ある程度の社会的生活をするためには、お金が出ていくことはしょうがないことです。
その額を抑える節約も大事ですが、出ていくお金に少しでも+αを付けられれば、気持ちよくお金を使うことができるかもしれません。
家計を守りながら、経済を回す実感を得られれば、毎日の生活が少し楽しくなるかもしれませんね。
税金・公共料金
サラリーマンの方は、年金や健康保険は毎月のお給料から天引きされているので、参考にならないと思いますが、
自営業者やアルバイトの方は、年金や健康保険、その他市県民税など社会保険料及び税金の支払いがコンビニで行なえます。
コンビニで払えるのは簡単で便利なのですが、こちらも基本は現金のみでの支払になります。
なーんだ現金でしか払えないなら口座振替や一括振込でもいいやんと思われた方。朗報です。
セブンイレブンのナナコカードがあれば、これら各種税金・公共料金のクレジットカード払いが可能になります。
直接クレジットカードで払うのではなく、ナナコカードにクレジットカードでチャージする形になりますが、クレジットカードのポイントは貯まるというカラクリです。
ナナコカードにチャージできるクレジットカードは限定されているので、こちらでチェックしてみてください。
→https://www.nanaco-net.jp/charge/credit/
※ナナコカードで公共料金等の支払いを行った場合、ナナコポイントは付かないのと、チャージ金額に上限がありますので、支払金額が多い場合は、2日に分けてチャージをしなければならなかったりと若干面倒です(面倒でもポイントは貯めたい!という方はいますぐセブンイレブンへ!)。